Nigel Kennedy

2010年5月29日 ロイヤル・フェスティバルホール

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Nigel Kennedy's Orchestra of Life
Bach and Ellington

Bach
Violin Concerto in E-Major 1st & 2nd Movements

Bach
Two Part Inventions (Cello & Violin)

Bach
Concerto in D minor for oboe and violin 3rd Movement

Bach
Concerto in D minor for 2 violins

Kennedy
Hills of Saturn K

Ellington
- Various Jazz



娘は4歳の時からヴァイオリンを習っています。
小さい頃から、色んな音楽に触れさせようと、あらゆるジャンルの音楽を家で聞かせたり(モチロン ロックも)、コンサートに連れて行っています。
でも、やっぱり去年くらいまでは途中で疲れてしまって なんと1時間近い交響曲の最初から最後まで寝てしまったなんて事もありましたが(汗、そのために必ず席は列のすみ)今回のこのコンサートは、初めて一睡もせず楽しんでいました。

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どうしても娘に聞かせたかったNigel Kennedyのヴァイオリンの音。
きっかけは、いつも組んでいるトリオでコンチェルトをやった時のお手本をyoutubeで見つけた時。なんてストレートで伸びがあってそれでいて斬新な音を出すんだろう、と一度コンサートで生の音を聞いてみたいな、と思っていたんです。

しかし、この人。。そのまま見たら ただのおじさん。
前半は、なんとイギリス人らしく白いマグカップに紅茶をいれて登場。(↑写真で見えますか?)
「ええ~っ」とびっくりしてしまいましたが、よくしゃべる!これ本当にクラッシックコンサート?
会場は満席でイギリス人のご年配のお客さんが多かったのですが、みんなケラケラ笑うは、ヤジを飛ばすは、それにNigel Kennedyもちゃんと答えるものだから またお笑いになり会場が思い切り一体になっていました。

でもいざバッハが奏でられると、空気がパッと変わります。
私は、こういうコンサートが大好きです。みんなが同じ空気を感じて一つの曲に集中する。。
だから一曲目が終わってまたトークが始まった時に、「あ、これは最高に楽しめるな」と直感しました。
前半はバッハのみのプログラム。
以前はあまり演奏する機会がなかったバッハ、でもトリオを始めてから「やっぱり偉大な音楽家だなあ」と思わされます。自然に聴いている人間の気持ちが、彼が作る次の音に動くような、心理的なものを悟っているように感じます。
実は3曲目のオーボエとヴァイオリンのコンチェルトは、私も先日トリオのメンバーとコンサートで吹いた曲。とても嬉しい気持ちになりました。

今回はNigel Kennedyがポーランドから才能ある若手の音楽家ばかりを集めて結成したオーケストラ。イギリスで、東ヨーロッパでの音楽のレベルの高さを分かってもらいたい、という企画で、彼は私達お客さんに若手音楽家へのサポートを訴えます。
そうなのよね、私がいつも思うのは、絶対に才能のある子どもたちが「お金がないから楽器を習うのをあきらめた」ことほど悲しいことはない、ということ。
イギリス人は、この手のチャリティは大好き、帰りにたくさん白い封筒を置いていっている方がいらっしゃいました。

ポーランドからいらしている若い女の子たち。
みんな細くて綺麗な人ばかり。それでいて、とってもエネルギッシュなバッハを弾いてくれるんです。
この前のLang Langのコンサートではないけれど、やっぱりお国柄なのかな。。。
全てを与えられてそれが当たり前と思って学ぶ者と、貧しい中で自分の未来を信じてひたすら努力をし一時も無駄にしない者。。なんだかそんな空気を感じたようにも思いました。

後半は、Ellingtonのジャズ!

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娘が、やりたくてやりたくてたまらないエレクトリック・ヴァイオリン。
ちゃんとペダルがあって音量や、音質を調整できるんですね、知りませんでした。
紅茶の白いマグカップに代わって、赤ワイングラスを手にもって登場。(これも↑の写真で見えるかな)「この人、大丈夫かしら」と心配してしまいましたが、以前友人のヴァイオリニストが「いいの、いいの、ちょっと飲んだ方がね、エンジンかかっていいのよ。」って言っていたっけ。
彼女の言葉を思い出しているうちに、ワインが入ってドンドン調子が上がっているNigel Kennedy。前半のエレガントなバッハと打って変わった ダイナミックなジャズは最高でした。
こんな風にまったくちがうジャンルの音楽を、どちらも自分の得意番として演奏できるのっていいな、と思います。私はどうだろう。。う~ん、そこまで全然レベルが達してないな。(苦笑)

アンコールが5曲くらい続いたので、終電ギリギリ。
でもどうしても会場を抜けたくなくて、ホールから駅まで早足の人がたくさんいました。きっとみんな同じ気持ちだったんですね。
娘のために去年の10月にとったチケットだったのですが、(家が火事にならないように、やっぱり心配してました)また彼のヴァイオリンを聴きに行きたい!
とてもナチュラルな人間性も魅力的だし、その魅力がやっぱりヴァイオリンの音に現れるんでしょうね。

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「カンタータ バッハの音には ミルクティ ジャズは赤ワインの 渋みが似合う」
by thallo | 2010-06-06 05:51 | Music


ファインダー越しの素敵なイギリスをお届けします♪


by おごしゅ

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