V&A Museum SW7 - 私がイギリスを好きな訳 (その3)

South Kensington (サウス ケンジントン)は美術館、博物館の町。

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サッチャー首相の時代に(いつの話だ。。。汗)、子供達の教育水準をのばそうという目的で、ロンドン市内の多くの美術館、博物館の入館料が無料となりました。
現在でもその名残りは残っていて、このV&A 美術館も例外ではありません。
Southbank Centreのように、家族向けのイベントがたくさん企画されています。

一番人気なのは、毎週日曜日に行われているDrop-in Design - これは、ファミリーイベント室の入口で紙と鉛筆を貰い、美術館内で展示されいるものを一つ選んできます。
子供たちは(大人も手伝っちゃうんだけど)自分の決めたオブジェクトのデッサンをしながらアイデアを温めて、イベント室に戻ってきます。
そこには、紙や、布や、色鉛筆、色ペン、はさみ、木工などなどのいわゆる工作の材料がたくさんあって(あ~、私もワクワクしてきた!)、家族みんなで今デッサンしてきたものを3Dの形にしていくわけです。
仕上げた作品は、持って帰っても良いし、美術館の方に「他の人にも見てもらいたいので置いていってくれますか?」とお願いされて、ちょっと得意な気持ちになって展示コーナーの片隅にちょこっと並べてもらうこともできます。

今年の夏は、これに加えて「アラビアン・ナイト」(イスラム文化)と「カリビアン・ナイト」(ダンスとカーニバル衣装)なんて面白そうな企画が予定されているようです。


今回私がしっかりみたかったのはIronwork (鉄製の装飾品)。

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実はこの長い廊下の向こう側に、Restoration(修復技工)をしているフロアーが下にあって、いつも技師さん達が忙しそうに図面をみたりして働いています。
そこを上からノンビリ見るのが大好きだったのですが、今回はすでに修復後の彫刻がたくさん展示してありました。

風見鶏

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鍵屋

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イギリスにはもともと、このような「手工芸の技術」の文化はありませんでした。
ヘンリー8世の時代に、海外(おもにフランス)から織物、鉄、服飾、印刷などの職人を呼び寄せ イギリスに永住するように働きかけ、彼らが工芸を持ってきただけでなく、後継者をみつけ技術を残していったと言われています。
ここで疑問になるのは、「じゃあ、なんで食べ物ももっとその時に改革していってくれなかったのよ」
ということ。
ヘンリー8世のコーナーでも、食べ物については全く触れられてない。。

ヘンリー8世って、イヤになるとドンドン奥さんを変えてしまう「がまん強くない男」だったことで有名ですが、イギリス王室、その後のイギリスの繁栄のために多くの事を貢献した人物としても知られています。
娘は、なぜかヘンリー8世がお気に入り。きっと学校で習う歴史上の人物でとてもインパクトのある人物だからでしょうね。


一日ではとても回りきれないので、ちょっとカフェへの近道をご案内します。
中庭です。

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夏の間はこの中庭が解放されていて、特別にカフェも設置されます。
この日もお天気がよかったので、水に入っちゃう子供もたくさん。(着替えもっていたのかなあ。)
イギリスらしいRed Brick(赤レンガ)の建物を見ながらノンビリできるのは、最高ですよね。

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大陸と比べて「これが最高!」というのは、スコーンとクロテッドクリーム&イチゴジャムくらいなんですが(私は大好き)、この古いカフェはとても素敵です。
壁、天井は全てタイルとステンドグラス。
いいな~、タイルって。どうすれば、あんな素敵な色と触り心地の違うものができるんでしょうね。人生やり直せるなら、本当はタイル職人になりたいなあ。

7月のニンフ

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今や閉じてしまって使用していないカフェ横のトイレ内のタイル。以前に撮った写真を見つけました、ロゴ入り。

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子供も7.8歳になってくると、お誕生日会も美術館や博物館で集合、ということが多くなってきました。
お誕生日の子供の親と美術館のスタッフが、参加者の子供たちをその日のイベントに連れて行ったり、デッサンをさせたりします。前回娘が招待されたのは、このV&Aのお隣りのNatural History Museum (自然歴史博物館 - 子供たちの間では通称 ダイナソー ミュージアム。たくさん恐竜の展示があります)で「世界の蝶」展示会だったかな。
美術館内には、必ず「ピクニックエリア」と呼ばれる持ち込み飲食OK兼集合場所があり、子供たちはここでまず親が支度したスナックを食べ注意事項を聞いて探検にでかけます。
その間、招待された子の親はフリータイム! 2時間後に待ち合わせのレストラン、または同じピクニックエリアで子供をお迎えにいけば良いわけです。
日本なら、ちょっとこんなうるさい子供のグループのお誕生日会が有名な美術館で行われちゃうなんて考えられないかな。。どうでしょう。。

私はイギリスの(この場合は、特にロンドン)子供達って、こんなイキイキできる場所が気軽にあってとても良い環境で、いろんなものを肌で感じているな、と羨ましくなります。
そして何度も繰り返してしまいますが、入場無料。
これだけの作品、展示物を維持していくのは、とても大変なことで帰る前には「寄付」をそっと出入口横の箱の中に入れてくるようにしています。
いつまでもイギリス政府がこの方針を変えずに、未来の子供たちに たくさんの感動と感受性を与えてあげられますように。。

最後に、ドーム天井から吊下がるとても素敵なクリスタルをご覧になってお帰りくださいね。

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「輝いてる 子供の笑顔 守りたい 箱のコインは トレビの泉」
by thallo | 2010-07-06 07:04 | Culture


ファインダー越しの素敵なイギリスをお届けします♪


by おごしゅ

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