Boarding School Life (2)

ボーディング・スクールというのは、イギリス特有の歴史の一部。

ShropshireにあるShrewsbury Schoolもその一つ。

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Boardingとは「寄宿、下宿」という意味。親元を離れ子供たちが校舎内にあるドミトリーで、就寝をともにすることが原則です。
これは、学習だけでなく(ボーディングスクールは、基本的に教育水準が高い)団体生活の中で生活態度も指導され、規則と自分に対する甘えをなくす、という事を目的としているのですが、その授業料は目が飛び出るくらいに高いんですよ。
どこのボーディングから何人のオックスブリッジ(Oxford & Cambridge)への進学者が出たか、というのも学校側にはとても大切で、一般の人がその学校を見る高い評価にもなるわけです。

今回、私が6日間宿泊した部屋とドミトリー建物外観。

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本当にシングルベッド一つ、ワードローブ一つ、机一つのシンプルな部屋。
最初は、「へえ~」なんてワクワクしていましたが、良く考えたら本当に何もないじゃない。。寂しいもんです。(涙)

ボーディングスクールは、だだっぴろい敷地に数々の建物が分散しているのも特徴。(こちらでは、Complex=コンプレックスとも言います)

教会 - 私達、木管5重奏もコンサートを行いました。
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ボーディングスクール(というより 有名私立男子校)のお決まりクリケット。きちんと、白のVネックセーターを着て試合を行います。
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クリケットハウス。この中では着替えや休息だけでなく、お茶も飲めます。
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図書館、中はいくつものブースに分かれており、たくさんの本に囲まれているのはやはり幸せ。
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私達の練習場所ともなった、館内一部。こんな高い天井のある部屋で吹くと上手になった気分。(←大きな勘違い)
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図書館裏庭からのShrewsbury(シュールズベリー)の街並みをお楽しみください。
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さっそく使ったマクロレンズ。雨が多いので芝も青々、お花の色も鮮やか。
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今回の留守6日間は、室内楽コースへ参加していたからです。
イギリスのボーディングスクールは、夏休みの間 学校を全く閉めてしまうのではなく、一般団体に貸し出しを行うのですが これは大きな学校ほど盛んなようです。
宿泊施設(ドミトリー)はあるし、もちろん敷地内に食堂、ジム、プールもあるわけで、ホテルほど贅沢にはいきませんが、短期間なら宿泊者も「こんなもんよね」ってな感じ。(笑)
これだけの施設を維持していくには、一般に貸し出して収入を得るのはかなり賢いやり方。
私達の音楽コース以外にも、ヨーロッパからの英語学コース、クリケットの集中コースなど、3団体位が一緒でした。
ただそれぞれのドミトリーがかなり離れているし、食事以外は全く行動が別なので、チラッとしか話す機会がありませんでしたが、全体で400人位いたんじゃないかな。学校側にしても良いビジネスですよね。収入で、また更に学校の施設を良く整えるのに予算が組めるわけです。

しかし、建物と建物の間が遠い。。(涙)
食事に行くのに10分は歩かざるをえず、その時は芝の上をお散歩気分でしたが、よく考えてみたら我家から駅まで行くのと変わらない。。。「えっ、駅までわざわざご飯を食べに行くようなものかぁ。」なんて後からビックリしてしまいました。
滞在中、雨の日二日。傘さして駅まで行く道のりと同じだけ歩いて、一日3回ご飯を食べに行く。。そして帰りもぬれて帰ってくる、かぁ。。う~ん、大変だ。
普段、きっと子供たちは自転車を使って移動しているんでしょうね。

会社の同僚のほとんどはボーディングスクール上がり、10歳から寄宿生活を始めた人もいます。
10歳って、日本の小学4年生。。
確かに将来優秀な子供になっていくんだろうけれど、私が母親として「娘をボーディングに送りたいか」と聞かれたら、今は答えはNO。
この年頃の時期には、しっかりお家でご飯を作ってあげて、学校であったことも聞いてあげて、宿題も、ヴァイオリンの練習も一緒にしてあげたいよなぁ。
今回出された食事も決して「美味しい」と言えるものではなく、食べ物にはかなり我慢強いさすがの私も4日目に胃がおかしくなりそうで お醤油が恋しくなりました。
子供たちはどんな気持ちで寄宿生活をおくっているんだろう。。。
きっと親が恋しくて泣いてしまう子供だってたくさんいるんでしょうね。

今、日本を100%楽しんでいる娘。(すでに楽しすぎてイギリスに帰ってきたくない、と言っています。笑)
私の家族と一緒だからイギリスで安心していられるけれど、子供をボーディングに送る親の気持ちだって切ないはず。海軍、陸軍で移動が多い家の子供は比較的ボーディングに入るようだし、イギリスの教育を与えたくて、海外からわざわざ送る家族だってたくさん。
たとえどのような立場であれ、「子供が楽しい充実した学校生活を送ってほしい」と思うのは親として当然の事。家族の数だけ、それぞれの違う決断、思いがあります。

長い通学時間をかけて通うよりも、ボーディングに入って勉強、スポーツ、音楽(奨学金を取ってきている子供もたくさんいる)に集中できる時間を少しでも多く取れるほうがよい、という意見もあるし、同じボーディングから来た人たちって本当に仲良し。
こちらは大学が3年間に対し、セカンダリー(中・高校)が7年間になるので、そんな多感な時期に自然と人間関係が強くなるのは当たり前かもしれません。

一概に、他の家族の事を「なんでボーディングなんかに。。」なんて批判なんてできない、私にもそういう時がもしかしたら来るかもしれない。。
ドミトリーの共同リビングルームと廊下に飾られている、50年にわたるそれぞれの年の卒業生の写真をじっと見て、いろんな事を考えた時間でもありました。

とてもチャーミングなShrewsbury (シュールズバリー)の街並みの写真はまた後日ご紹介。
ティンバーの木組み枠がたくさん残る可愛らしい街でした。

「一サイズ 大きめの白セーター 次に会う クリスマスには また買い直しかな」
by thallo | 2010-07-22 17:34 | Culture


ファインダー越しの素敵なイギリスをお届けします♪


by おごしゅ

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