9/11 9th Anniversary

9/11 - 忘れもしない9年前。

ハイジャックにあった飛行機がワールドトレードセンターとペンタゴンに突撃し、3,000人の命を奪い、その友人、家族の心に一生治らぬ傷を残した日。

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私は、その日友人とランチの約束があって外に出ていた。
なにも知らず戻ってきたらトレーディングフロアーは大混乱。2台目の飛行機がペンタゴンを目指し落ちたと報道された真っ最中だったのを覚えている。
何がなんだかわからずボウ然としていたら、大きなTVスクリーンの中でワールドトレードセンターは、崩れ落ちた。

「映画みたいだ。」

映画ですんだらどんなに良かっただろう。
私は、自分のデスクの鳴り続ける電話で現実に呼び戻され、容赦なくかけてくる客の注文のままに欧米株を売った。
もちろんすでにしまっている日本株の翌日の売り注文も言うがままに受けた。

翌日のマーケットは悲惨としかいいようがなく、現在まで続いているこのファイナンシャルクライシスは、9/11が大きなきっかけとなったと言ってもいいと思う。

今日 補習校から帰ってきたら、9年目の記念日がTVで報道されていて、遺族、会社の同僚達が亡くなられた方の名前を一人一人読み上げているところだった。

「行ってくるね。」
「じゃ、今夜ね。良い一日を!」

いつもと同じ朝の挨拶を交わしたたのに 二度と戻る事が出来なかった家族の名前を呼ぶのはどんなに辛いことだろう。
呼んでみたら、明るい声の返事が欲しい、とどんなに強く思うことだろう。

飛行機の中では携帯電話は禁止されている。
しかし、飛行機が乗っ取られ、自分の最後を予期した人々は、最後に家族と話しをしたいと家に電話をした。
家族は留守だった。彼はメッセージを残した。
「僕は死んでしまう。でも君は子供たちを守って元気に生きてほしい。本当に本当に心から愛している。いつまでもいつまでも愛している。」
誰がこのメッセージを消せるだろう。そして聞く度に胸が切り裂かれる思いをしない人なんていないはずだ。

娘は、2003年に生まれた子供だ。だからもちろん9/11の事は知らない。
オバマ大統領が言うように、これは宗教から起きた問題ではない。(ここがブッシュと違うところで、私は彼の頭の良さが大好き)一部のクレイジーなグループが「宗教」という肩書きを使って勝手にしたことだ。
娘には、それをきちんと説明したかった。ある一部の宗教が犯人だと勘違いしがちな子供たち。
これからの世の中、すでにグローバル化した中で、いろんな人達と関わらなければ世界はまわっていかない。
頭から宗教という団体を、それに関わる友人たちを避けてほしくない。分かる努力をしてほしい。
今現在こんなに進んだ時代に起きている戦争は間違っていること、繰り返してはいけないことを毎日感じて生きてほしいと思う。

夜、CSIを見たいと言う娘がつけたTVでは今シーズンPromsの最後のコンサートをやっていた。
ロイヤルアルバートで行われるProms、1895年からスタートし、現在に至る。

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大衆にもクラッシック音楽を、と始まったこの企画、今ではイギリスの大衆どころか全国の音楽ファンに愛される素晴らしいコンサートとなった。

私はまだ一度も最終日に行ったことがないのだけれど、毎年TVで見て涙が出てくるシーンがある。
それは、最後の夜はみんなとても盛り上がっていて、各国のたくさんの国旗が振られるのを見られる事。イギリスだけではない、観客は自分の国の国旗を持ちこみ演奏中も大きく振り一緒に曲を楽しむ。
こんなに色んな国籍の人間が一つの空気を同じように感じれる機会を持てる国が、イギリス以外どこにあろうか、とジーンとする。It is really beautiful.

「伝統的に幕が下りる」最後の4曲は必ず毎年同じ。
観客は総立ちになり, 思い切り最後とばかりに旗を振る、そして大声で歌う。見かけなんて関係なく大きな口を開けて、胸に手をあてて誇りをもって歌う。
(日本も、もう少し「君が代」が明るかったら良かったんだけどね。でも私はいつも一生懸命歌うよ。)

最後の最後は「蛍の光」。
コーラスが先だって歌うんだけど、観客は暗黙の了解で伝統的に隣の人と手をつなぐ。右手と左手を交差して、自分の右手は左お隣さんの左手と、左手は、右お隣さんの右手とつなぐことになるんだけど、隣の人がとても近くなった感じ。拒否する人なんていない。
私は、ここで今日の昼間の9/11の記念式を思い出し また泣けた。
「隣の人は同じ国籍じゃないけれど、関係ない。私達はみんな同じ人間。音楽が好きで、この素晴らしさを分かりあいたい。幸せでいたい。」

生きている事の大切さと、命の尊さ、今自分が置かれているイギリスでの生活を、改めて心から感謝した日だった。
神様、本当にありがとうございます。

「総立ちの ホールで涙し 旗を振る プロムの最後は グレートブリタニア」
by thallo | 2010-09-12 07:53 | Culture


ファインダー越しの素敵なイギリスをお届けします♪


by おごしゅ

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