Rose

昔 星を見ながら聞いたことがある - この世から一つの命が去る時には、どこかで同じ瞬間に新しい命が生まれているって。

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娘のお友達ローズが月曜日の夜遅く、彼女を心から愛する家族に見守れて息をひきとった。

子供達は、翌日朝一番の朝礼の時にこのニュースを伝えられ全員で黙祷をした。
目を真っ赤にして声を震わせながらもきちんと事実を伝え 生徒一人一人に 「今自分の置かれている環境をきちんと見直した時、あなたはどのように感じますか」と問いかけた校長先生に感謝の気持ちで一杯だ。

保護者にもきちんとレターが配られ、校門を出る前に黙って娘から直接手渡されたレターを読み言葉を失ってしまっのは私だけではなかったはず。
校門から車までの距離を、他のお母さん達と話しながら歩いた。「子供のお友達のお母さんの前で泣くなんて考えもしなかったね。」
そして私達は、車まで戻ってきてもなかなかさよならが言えず、「自分たちの置かれている環境をどのように感じるか」北風の中でいつまでも話していた。

私のイタリア語の先生でもあり、まるで娘のイギリスでのおばあちゃんの様な存在アンナのお孫さん、トムがなくなったのも3年前のこの時期だ。
やっぱり癌で、一度学校に戻ってきた2年後に再発した。彼も最後まで癌と強く戦い家族は全員一丸で彼をサポートしていた。彼は当時13歳、一言一言嬉しそうに何をしてあげても「ありがとう。これでやりたいことは全部できたよ。」と笑顔で返されるのが何よりも辛かった。
娘はトムととても仲良しで、このニュースを伝えた時は本人も私も困惑した。
娘は、トムがとても良い子だったから、新しい命となって、また彼のご両親の所へ赤ちゃんとなって帰ってくると信じていたっけ。。

12月の星は、私にとっては複雑だ。
小さな命、パパ、ママの命が消えてしまう。残された私に何ができるだろう。
神様は本当に新しい命を地球のどこかで生みだしてくださったのだろうか。その子は、新しく家族になったお家で一杯愛されて たくさん可愛がってもらえるかな。

家に帰ってきて、娘がキッチンで泣いていた私に言った。
「お母ちゃん、お母ちゃんが亡くなったらお棺にオーボエを入れてあげるね。人間はいつか死んでしまうでしょう。ジャッキー(私のオーボエ・パートナー)も私も死ぬんだよ。皆で天国に楽器を持って行ってスケルトン(骸骨)・オーケストラをしようね。楽しいだろうね。」
(オーボエはとっても高い楽器だからお墓にもっていくのはちょっともったいない、これから伝統で娘、孫と受け継いでもらおうと思っていたんだけど。。でも思いやり ありがとうね。)

娘は仲良しのお友達を失くしたのだから、辛い気持ちで一杯のはずだ。
2年前のクリスマスプレイの写真などをボ~ッと見ている後ろ姿には、なにも声をかけてあげられない。
子供達はみんな奇跡が起きるかも、と強く信じていたのだからこの現実に不満を持っているに違いない。それでも事実をきちんと受けとめていることに私の知らない娘の面をみたように思う。

私がいつかローズのお母さんに会った時に、力強く抱きしめてあげられるだろうか - そうでありたいと思う。

いつも来てくださって本当にありがとう。皆さんが以前温かいお言葉をかけてくださったこともとても感謝しています。
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by thallo | 2010-12-10 07:17 | Family


ファインダー越しの素敵なイギリスをお届けします♪


by おごしゅ

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